Hungry Six-Pack
Beelzebub (Voice Actor : Kyohei Yaguchi)
4:19ベルゼブブ「今日の晩ごはんの料理当番がんばろう、ルシファー」 ルシファー「あぁ」 ベルゼブブ「暗黒ガチョウの親子ラザニアをつくろうと思うんだ。俺が今はまってる料理をみんなに食べて貰いたい」 ルシファー「うん、いいな」 ベルゼブブ「まずはミートソースをつくろう」 ベルゼブブ「フライパンにたまねぎ、挽き肉、トマトを入れて。コンソメ、塩、こしょう、砂糖を加えながら炒める」 ルシファー「良い手際だ」 ベルゼブブ「よし、一回味見だ」 ベルゼブブ「あむ、むほむ、ほむ。うーん、ちょっとわからないな…。もうちょっと味見しよう」 ベルゼブブ「ごくごくごく…」 ルシファー「フライパンから直で味見…!?」 ベルゼブブ「うーん、もう少し味見しておこう。ごくごくごくごくごくごく…」 ルシファー「けっこう飲むな…」 ベルゼブブ「よし!」 ルシファー「味がわかったか…」 ベルゼブブ「さらに味見だ」 ルシファー「まだいくのか!?」 ベルゼブブ「ごくごくごくごくごくごくごくごく…」 ルシファー「もうただただミートソースを楽しんでないか?」 ベルゼブブ「うん!この味なら大丈夫!バッチリだ!」 ルシファー「味見完了、おめでとう。だがなくなってしまったぞ、ミートソースが」 ベルゼブブ「え!?」 ルシファー「味見が多いかもな」 ベルゼブブ「みんなに美味しいものを食べてもらいたい。だからしっかり味見しないと」 ルシファー「その気持ちは悪くないんだが…」 ベルゼブブ「もう一度つくろう」 ベルゼブブ「フライパンにたまねぎ、挽き肉、トマトを入れて。コンソメ、塩、こしょう、砂糖を加えながら炒める」 ルシファー「うん。良い手際だ」 ベルゼブブ「よし、一回味見だ。ごくごくごくごくごくごく…」 ルシファー「また、フライパインから直で…。長い…」 ベルゼブブ「ごくごくごくごくごくごく…」 ルシファー「もう、もういいだろう…。おい、そろそろ止まってもいいんじゃないのか」 ベルゼブブ「ごくごくごくごくごくごく…」 ルシファー「長いって。そもそも、熱くないのか?」 ベルゼブブ「ごくごくごくごくごくごく…」 ルシファー「待て待て待て、ちょちょ、ちょっと待て。ちょっと待つんだ!」 ベルゼブブ「ぶはー!」 ルシファー「飲み切った!」 ベルゼブブ「クー…!もう一杯だ」 ルシファー「おい!」 ベルゼブブ「あぁ、ごめん。ルシファーもしたいよな、味見」 ルシファー「そうじゃない!このままだとミートソースより先に進めないだろ」 ベルゼブブ「そうだな、ゴールはラザニアだ…。今度こそ、味見の量を控える」 ルシファー「と言いながら、食材のたまねぎを食べてるぞ!相変わらずおまえの食欲は恐ろしい…」 ベルゼブブ「本当にみんなにおいしい料理をつくってあげたいのに…!!あむむむ、これうまいな」 ルシファー「わかった、俺がおまえの味見を取り締まってやる」 ベルゼブブ「え?俺の味見をルシファーが見るってことか?」 ルシファー「そうだ。『味見 見』だ」 ベルゼブブ「わかった。でもその『味見 見』が正当なものか、俺にも意見させてくれ」 ルシファー「俺の『味見 見』をさらに見る」 ベルゼブブ「『味見 見 見』だ」 ルシファー「いいだろう」 ベルゼブブ「じゃあミートソースをつくる」 ベルゼブブ「フライパンにたまねぎ、挽き肉、トマトを入れて、コンソメ、塩、こしょう、砂糖を加えながら炒める」 ルシファー「良い手際だ」 ベルゼブブ「よし、ここで味見だ。ミートソースをおたまに入れて…」 ルシファー「『味見 見』発動。おたまはでか過ぎる。このスプーンにしよう」 ベルゼブブ「『味見 見 見』発動。そのスプーンは小さすぎる。このスプーンにしよう」 ルシファー「『味見 見 見 見』発動。そのスプーンはデカすぎて、もはや、おたまだ。だからこのスプーンにするんだ」 ベルゼブブ「『味見 見 見 見 見』発動」 レヴィアタン「あのー!」 ベルゼブブ「レヴィ」 レヴィアタン「ごはんまだー?みんなお腹空いて倒れそうなんだけど」 ルシファー「待たせて悪いな」 ベルゼブブ「すぐに準備するよ」 レヴィアタン「いや、まぁ、いいんだけど…」 ベルゼブブ「みんなで味見ができるように」 レヴィアタン「いや普通に食べさせろー!!」