だいじなもの - Daijinamono
Fujitayuya
4:58毎日歩く道で足を絡め転んだ君 まるで右足が現実 左足が理想で 2つが重なり 温度差で壊れたみたいだった 膝と手のひらの傷は大した事ないけれど 君は痛い痛いとずっと泣き止まないでいて 傷つく心が 大粒の涙に映ってた 頑張れと言う人はいつでも 君の壁を知りやしない 70億個の気まぐれを纏う 世界で君は生きにくそうなんだ 立ち止まるからこそ 足跡は深いよ 涙は軌跡を描くよ 何気ない昨日より 意味を成す今日になるんだ 悲しみの行方は 君の手の中だよ 笑えて泣ける場所へ行こう 強くなくたって すぐ疲れたって そのままでいいから 毎日帰り道で1日を振り返る君 記憶に残るコマは1つもない怠い身体 呼吸をするのも 面倒臭そうな顔をしてる 明日を既に憂鬱で染めて 夜が明けないように願ってる 朝が怖くて布団に潜り 世界の人口ひとりにしてるんだ 街を濁らせてる 社会のため息が 君まで汚してしまうなら 青く清んだ空気を 吸い込む旅に出かけよう 誰の言う言葉も 無視しちゃえばいいよ ズル休みも構わないよ でもそれを悲しむ人が居れば もう独りじゃないから 立ち止まるからこそ 足跡は深いよ 涙は奇跡を描くよ 今日の君の事 明日の君が待っている 幸せの行方は 君の手の中だよ 笑えて泣ける場所へ行こう 強くなくたって すぐ疲れたって そのままでいい 君のままでいいから