御伽の詩と永久なるミライ
角巻わため
5:09暗がりの片隅 取り残された歌 森の中に見つけ 小さな手を握った やがて全てを 時が砂に変える その悲しみを知り まだ立てるなら 僕が 君と ここで出会う そこに意味はないのだろう だけど二人歩き出そう いつか消える世界 そこに記す足跡 忘れられた記憶 埋もれた瓦礫を 踏みしめて進もう いつか倒れる時まで ひとりきり 泣いていた旋律 寄りそえばほら響いて ふたりなら ほんの少しだけ 強くなれる気がしたんだ 僕が 君と ここで出会う そこに意味はないのだろう 僕が 君が ここにいたと 刻んだ傷もゼロになる 僕が 君と ここで出会う そこに意味はないとしても 僕は 君と 生きてゆこう いつか消える世界 そこに記す足跡