桜花忍法帖(覇道Mix) - Oukaninpouchou Hadoumikkusu
Onmyo-Za
4:29覇邪の封印俄に 湧いた 黒い 何かに 跳ねることを 許す 卑陋なる 畠は 持たぬ 瞑げば 泛かぶ 辿り 瞼に 深い川の 如く 静かなる 流れの 途次 冷たい 柩に 蓋を 定むは 未だし 世時 蠢く 漸滅の 欠片 暗す 前の イ舞 末枯る 此の世に 腐れても あられなき 竃祓 賤しき 様態 態を 上衆に 奉じても 覇邪の 世は 買えぬ 土は 甕に 盛るな 愚弄 那由多に 励むことを 嘲笑う 尾籠なる 旗は 破け 滲んだ 色に 誤魔化されるや 向かい側の 汚俗 抉られた こようを 閉じ 告げたい 安い 二歩など かだむは 邂逅に 有るを 無きに せしめ 蠢く 漸滅の 欠片 暗す 前の イ舞 末枯る 此の世に 腐れても あられなき 竃祓 賤しき 様態 態を 上衆に 奉じても 覇邪の 世は 買えぬ 風間に 靡べ 帆風は 求めぬ 例え ゆりの 墓標に 有る名 無かれど 過ぎる 魂は 定めを 殺ぐ 蠢く 漸滅の 欠片 暗す 前の イ舞 末枯る 此の世に 腐れても あられなき 竃祓 悍しい 如来 是ぞ 創意と 居直るか 誇らしく 纏うは 紫の 羅衣 誂えた 如 いみじくも 穢れなき 常陰に 暮れて 消ゆ 世迷い 沫の 岩戸に 封じても 覇邪の 夜は 冱えて 流らえ