石畳の緋き悪魔
Sound Horizon
5:04→ 此れは 終端の 王と 異世界の 騎士達との 壮大な戦いの 序曲である 世界を喰らう《終端の王》(Endia) 継ぎ接ぎされた《偉大な可能性》(Grandia) 太陽の《狂詩曲》(Rhapsodia) 騎士の名を 呼ぶ 忌避すべき 終端 王を 退ける者 《騎士》(Knights)とは 即ち刃である 刻を孕む《終端の王》(Endia) 調整された《偉大な可能性》(Grandia) 生命の《譚詩曲》(Balladia) 騎士の名を 呼ぶ 仮初の空に 浮かべた 追憶の《追走曲》(Canon) 《地平線を渡る旋律》(物語)を 口吟むのは 誰の唇? 異世界を 繋ぐ鍵 騎士を 戴く物 《門》(Gate)とは 即ち駿馬である 歴史を呑む《終端の王》(Endia) 改竄された《偉大な可能性》(Grandia) 運命の《交響曲》(Sinfonia) 騎士の名を 呼ぶ 争いの調べで 躍る 円卓の《円舞曲》(Waltz) 《支配権の正統性》(物語)を 振り翳すのは 誰の正義か? 点いて往く 灯火を 消えて逝く 灯火を 漆黒の《髪》(やみ)が 緋い《瞳》(ひかり)が 黙したまま 見送るだけ 嗚呼 唯 頁(Page)を なぞる様に 《戯曲》(Drama)通りに 《役者》(Doll)は踊り 残酷な 幻想の 美しい棘が 仄甘い《陶酔》(ゆめ)を 魅せ 残酷な 幻想の 華やかな毒が 仄昏い 奈落へと 《観客》(きみ)を 誘(いざな)う 願ったこと 全てが 叶う世界 ではない → だからこそ → 少年は 大きく 翔(はば)たくだろう 嗚呼 希望も絶望も 両手で 抱きしめて → それでこそ → 少年は 大きく 翔(はば)たくだろう (嗚呼... どんなに強い) どんなに 強い (向かい風であれ) 風でも 其の (決意という) 翼を 折ることは出来ない! 無限に繰り返す 痛みは 輪廻の《輪舞曲》(Rondo) 《世界が失った可能性》(物語)を 取り戾すのは 誰の剣か? 今 ハジマリの空に 浮かべた 追悼の《追走曲》(Canon) 《第五の地平線の旋律》(物語)を 口吟むのは 少年(かれ)の 唇