防人ノ歌 - Song Of The Defenders

心頭滅却 息を吸う 湿る柄を握り締める
「点」でなく「全」を把え 風よ鳴らん一の太刀よ

嗚呼 わからずにいた そう「折れる」の意味を
嗚呼! 防人る心が 消えぬなら
この身のすべてが折れない刃に

いざ剣がん いざ防人らん 災炎を薙ぎ払い
真の剣とは「護る想い」に宿る

この一振り この歌声に 一片の曇り無し
さあ 斬られなさい
せめて死さえも 感ず間も無く!

積み重ねた時の分 選択肢の数が増える
無心こそ成り難く 剣ぐ道は険しき也

嗚呼 誰しも過去に そう 囚われてしまう
でも 前だけ見ようとしていれば
未来は微笑み活路は煌めく

いざ走らん いざ越えてかん 大志を背負いながら
戦友が駆けている 戦場に参らん

絆は強く 使命と運命 分け合えば畏れなし
さあ 夢描け それがわたしの 翼の歌だ

いざ! 剣がん いざ防人 災炎を薙ぎ払い
真の剣とは「護る想い」に宿る

この一振り この歌声に 一片の曇り無し
さあ斬られなさい
抗う声に 紡ぐ旋律に 防人る歌に!