組曲「九尾」~玉藻前 - Kumikyoku Kyuubi Tamamo Mae
Onmyo-Za
5:39せめて あと一度 最期に 顔を見せて 別離を告げる台詞は彼岸に 捨て逝く 責めて 狂愚の沙汰 歪んだ 愛の骸 我が身は 罪の 畳まり 泪は 嘘になる 雪よ 白く 深く 他人を皆 染めて 真黒に 爛れるは 此の 手底 だけ もう 汚さなくていいの 貴方の手には 取る可きものが 有るはず もう 背負わなくていいの 渾て 預けて 奈落への 道連れに 嗚呼 虚空が 酷く 蒼黒く見える 醜き 此も身 引き裂きたい 決して 私を 許さなくていいの 寧ろ 憎んで 生まれたことも 忘れて もう 放さなくていいの 繋いで 其の手 松羅の契りに 只 せめてもの 罪ほろぼし